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602/Life style

お嬢様でした

今日は仕事が終わってから書道の先生宅へ行ってきた。もちろんその後、実家泊。
昨年先生がパソコンを買ってから、書道の時とパソコンの時とで先生と生徒が入れ替わるようになっている。今日は私が先生の日で、ウィンドウズアップデートとはなんぞや?とか、ウィルスとはなんぞや?というあたりを説明。今までは頻繁にお邪魔していたので、その都度それらをチェックしていたが、最近の私の忙しさと先生のレベルアップ具合を考えて、そろそろ自分でやってもらうことにしたのだ。
先生は、わからないことはすぐに聞き、その都度熱心にメモを取る。実際の作業も同じことを何度も繰り返し、少し時間を置いてから再度チャレンジする熱心さ。うちの会社のレベルアップ研修もこれくらい熱心にみんな聞いてくれたらなぁ、と思う。彼等にとってその知識の必要度は先生よりもうんと高いのに、その危機感がこれっぽっちもない。
ひととおり作業を終えて美味しいお茶をいただいて、ハッと時計を見たら23時!!あらら、と思っていたら、先生がタクシーを呼ぶのでそれに乗って帰るようにとおっしゃった。
先生宅から実家までは歩いて10分程度の距離。大学に通っていた時や、バイト三昧だった頃は日付けが変わって帰宅があたりまえだった私。大丈夫ですとお断りしたが、先生は頑として譲ってくださらない。用意して下さっていたOGGIのココアケーキをおみやげに持たせてくれ、しっかりタクシー代も包んでくださり、とうとう私をタクシーに乗せてしまった。しかも、運転手さんに『近くてごめんなさいね。でも、こんな時間に大事なお嬢様を歩いてお帰しするわけにはいきませんから。くれぐれもお家の前までお願いしますね』とまで言ってくださる。お育ちが良いとやっぱり違うものだ。私もお育ちはともかく、こういう気遣いの出来る女性になりたいと思う。
というわけで、今日はこそばゆく感じながらも後部座席でつかぬ間のお嬢様となった。
by tmk_hys | 2005-05-20 12:56 | Days